ことほぎ

いつまでたっても空想妄想大好きな妻「モノノケ」と、超現実主義者の夫「クラゲ」さん、最強マイペースな男児「グラ」の日常のハナシ。

モノノケ、冴える

卵胞採取手術のつづき(いよいよ編)

 

ぼーっとふかふかのベッドで横になりながら順番待ちながら頭を空っぽにする

失敗したらどうしよう

卵胞の状態が悪かったらどうしよう

どうしようどうしよう

頭を空っぽにしないと不安がどんどん占めていく

ええい!肚くくれ!女は開き直ったら強いんだ!な!

 

そして呼ばれ、隣の手術室へカラカラ点滴ひいて入る

真ん中にドーンと分娩台(見たことないけど)にスポットが当たっている

キョロキョロしようと思ったら眼鏡はずされた!ギャー見えない

はい、ここお尻のせて

もっと前出て

あたふた指示従う間に麻酔ガス口に当てられる

無味無臭

はい、生年月日と名前と言わされるまに解剖の蛙みたいになってることはわかる

 

あっ、尿たまってるねカテーテルで抜くから

痛い!うめく

なんだよ、尿道プレイとかハードすぎる!

あ、あれ…割りと……麻酔効いてない?!

意識しちゃって足や手の指先が動く

呑気に先生と看護師が花火大会の話をしてる

瞼は思うように動かせないけど、思わず会話に参加

モノノケさん、お酒強い?先生がいう

強いですね……普通に答える

麻酔量増やして先生と看護師のやりとり

あとは、ゴーって嵐みたいな音の中、ポケモンGOのマップみたいな世界に迷いこんでいました

ピクリとも動かせないけど眠っているのとは違う不思議な体験

痛さは正直カテーテル以降は感覚そのものが訳がわからない状態でした

 

耳障りな金属音で意識が浮上して

大声で先生が終わったよー、少し頑張らないと妊娠中毒症になっちゃうよ

と、暗に痩せろと

ふぁいと返事する

隣にストレッチャーあるのわかる?!横にズッてと促されズリズリ…

 

ストレッチャーで手術室出て、今度はベッドにズリズリと移動

 

はー、終わった

 

意識がふわふわしながら、10分横になる

その間にまた血圧と心拍チェックされながらだいたい術後20分で起き上がり、歩いて自力トイレで尿を出させる、あと異常出血してないか確認

よく麻酔がきいてると歩くまでなかなかいかないのは先に手術を終えた患者さんの様子でわかってた

すっ……あ、すんなり起き上がってふらふら歩けた

ひどい泥酔したときの酩酊感

あー、今年入って妊活で禁酒してから久々の「酔い」だわーとちょっと嬉しかった

だいたい術後小一時間ですべての点滴終え、手術着から着替えいつもの待ち合い室へ

座っていても特に苦痛とかない

 

いつものように触診して、先生とお話

触診は洗浄したのかな?たぶんここでも異常がないかみたようです

採取は13個

先生に拍手された!

わーい、素直に喜ぶ

でも、あとで卵胞が空だったり状態が悪かったり色んな方のブログで知識として今後を予測できるから気持ちはなるべくフラットをたもつ

先生からはとにかく一日二リットル水分とってくださいと何回も念をおされる

はーい、と適当に聞き流したらいけません

そのあと苦しみます!

 

処置室で子宮の腫れをひかせる注射をお腹にさして、抗生物質と整腸剤もらって終了

なんだか電車で帰宅できそうでしたが、タクシーで帰宅しました

 

むしろこのあとが大変でした

続く