ことほぎ

いつまでたっても空想妄想大好きな妻「モノノケ」と、超現実主義者の夫「クラゲ」さん、最強マイペースな男児「グラ」の日常のハナシ。

入院1日目

ようやくグラの1カ月検診も終わり、生活リズムが整ってきて、心の余裕も出来てきたので誰も興味がないだろう出産レポを…
グラが生後1ヶ月になったということは、出産してから1ヶ月で、妊婦生活終わってからまだ1ヶ月しか経ってないのに、もう心と身体の時間感覚は数ヶ月過ぎたような感覚です
まだグラと過ごして40日くらいしか経ってないの?もうずいぶん世話してる感覚なんですけど
40日間まとまった睡眠とれていない故の思考なんでしょうかw

かなりこの40日間が濃密すぎて記憶たどるのが大変ですが、Twitterとメモを見ながら当時のことを振り返る

予定日を過ぎて、前々回の内診グリグリは出血あったのに、今回の内診グリグリでは全然出血もなかった…このまま次の検診(6月16日)でNSTして、翌週(6月19日)から管理入院で促進剤で出産かーなんて思っていました

6月14日水曜日。早朝4時半いつものように子宮が圧迫されるのか頻尿で目が覚めてトイレへ
戻ってまだ7時まで寝れると横になると胎動を感じて元気だなーとほっこりするとサラーっと股間を濡らす…寝ぼけながら水?!ってちょっと動くとまたサラーッと
「クラゲさん!破水した!!」
横で寝てるクラゲさんを起こして、私は下着を取り替え用意してた尿取りパッドをあて、病院に電話
寝汗かいてて気持ち悪かったけど破水だからシャワー泣く泣く断念して…仕方ないとは言え結局6日間シャワー浴びれなかった
「破水したかもしれません、今も流れています」「予定日も越えていますので破水の可能性が高いですね、すぐに産まれる可能性は低いので落ち着いて準備していらしてください」
電話してるその間にクラゲさんも洋服に着替えてマンション前まで車を持ってくる
動くたびに流れる、っていっても今考えるとお猪口1杯ぶんくらいの量がちょっとずつ出てたんじゃないかなw
その時は「やばい!破水!どうしよう!」って大パニックでしたよ
なんせ初めての経験
出産前にすぐ必要なものや貴重品はリュック、出産直後入院で必要なものは特大ディズニービニールバッグ(退院後のものは事前に実家に置いていました)を車に載せていざ出発
車内では椅子をリクライニングにしてなるべく破水しない格好を心がけていました
「痛いの?陣痛もくるの?」心配そうにクラゲさんに言われましたが「…どこも痛くない」この時、破水だけで陣痛はまったくありませんでした
母にもメールで連絡を入れる
日中道路混雑で1時間かかるところ早朝なので30分で病院に到着
病棟前にあるコインロッカーにまだ要らない、邪魔なディズニーバッグは入れておく
病棟のインターフォン鳴らして、看護師さんが迎えに来る
体重、血圧測り、加圧靴下履かされ、すぐに破水かどうか検査のため別室へ
その間にクラゲさんには病院のコンビニですぐ食べれるおにぎりとゼリータイプの栄養補給と水と麦茶を頼む
内診台に乗って待ってると、すぐに「破水でしたねー、子宮口診ますねー」と
やっぱ破水だったか、いよいよかーとちょっとドキドキする
内診するも「あれ?子宮口全然開いてない」「え?1.5㎝ですか?」「うーん、1.5㎝も開いてないかなー」え、ちょっと閉じたの?!
「すぐに出産じゃなさそうなんで、お腹痛くないよね?じゃー、降りて陣痛室行きましょうか」病院ついた安心感からか破水も止まっているので、内診台降りて徒歩で陣痛室へ
廊下で心配そうに立っているクラゲさん…私が徒歩で戻ってきたので「大丈夫なの?!」とびっくりしている
6畳ほどの窓が無い個室、陣痛室に案内される
時間は6時半…すぐにエコーで胎児の様子をクラゲさんと見るけど胎児いる位置がまだ高いし、お腹痛くないし、これから点滴用にライン(針さして)とって、朝8時までNSTして、夕方までに陣痛来なかったら夜にバルーン入れて子宮口ひらきましょうかと1日の流れを説明される
「クラゲさん会社まだ間に合うし、帰ってもいいよ…たぶん今日夕方に陣痛こないと思う。昼には母来るって言ってるし、大丈夫…かな」「え?!あー…うん、会社間に合うかな。そうだな、じゃぁ、うん。今日じゃ無くて明日休みにするよ」と。実際ここで帰って貰って全然大丈夫でしたw
一人でいることの不安が無いといえば嘘ですが、本当にあの時は「まだ、産まれない」って自信があった

クラゲさんも帰って、陣痛室で一人
一人になった途端NSTで一時2分間隔の陣痛になったらしいけど全然自分では痛くないのでわからない
むしろ点滴の針が痛い!痛いので訴えると固定してるテープ貼り直して貰ったら痛くなくなった…けどこの点滴にのちのち苦しめられることになる
NSTの最中、朝ご飯出ましたー
妊娠糖尿病患者の扱いなのでカロリー制限食+血糖値測定付でしたけれども…身体はどこも痛くないのでおいしく完食

とにかく暇。点滴用の針(チューブ?)は刺さったままなので煩わしいけど、それ以外はどこも痛くないしNSTも横になってるだけなので、暇
ただ破水はしているので、ちょっと動くとジョーッと生暖かく出ちゃう…どんだけ出るの
トイレ以外はベッドの上にいないといけないのって元気だと苦痛だなーと天井眺めたり寝たり座ったりしてると産婦人科医と内分泌腺科医が診察の合間に来て、励まして去って行きました
気にかけて貰ってるって、それが仕事でも素直に嬉しい
午後には父と母が来てくれたんですが、その時点でも陣痛の気配は0
悩んでクラゲさんに明日仕事休まなくていいよーと連絡
産まれても仕事終わって面会にくればいいし、出産は一人でもいいかなぁと…集中したいときに他の人の存在が煩わしいと感じてしまうタイプw
何回かNSTして変化無いので21時からバルーンを入れましょうと…なったのだけどちょうどその時間に産気づいた方が何名かいて、自然分娩の産みの苦しみの悲鳴が全部聞こえてきます
そして私は放置され0時…
やっと「出産患者さん落ち着いたので、じゃぁバルーンしましょうか」と案内されたのはだだっ広い分娩室
看護師さん、医師、研修医と私
まぁ、地域で一番大きな総合病院で入院費等々安い代わりに患者は研修医の練習台な部分もあるからなーしかも私文句言わなさそうな感じだしと諦めて研修医の練習につきあうことに

ヘタクソ!!!!いたい!!!!!!!!

内診グリグリの比じゃ無い激痛、クスコもまず痛いしバルーンが抜けちゃうのか3回も失敗される
私の悲鳴が深夜の病棟にこだまする、本当に
研修医が下手なんじゃ無いの的な空気で医師がバルーン挿入する…ぎゃーーーーー痛い!!見かねて看護師さんが暴れる私を押さえつける「…あ、あれ?ここからじゃ見えないけど子宮口結構開いてるのかな…うん、開いてるのかも。じゃ、バルーンなしで」オイイイイイイイッツ!!!!4回の激痛どうしてくれんだよ!無駄な悲鳴と無駄な大量の汗
看護師さんに「…ぐっすり眠れますから。汗かきましたね、拭きましょうね」と変な慰められ方をした
温かいウエットシートで全身拭いて貰っていくらかスッキリ
でも頭臭い…これから入院生活17日間も続くとは思いもしませんでした

続く